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涼宮ハルヒの消失

涼宮ハルヒの消失 通常版 [Blu-ray]涼宮ハルヒの消失のBlu-rayを見ました。(以下、ネタバレあり) この“消失”はシリーズ中でもいちばん好きなエピソードで、映画館に見に行こうかと本気で検討したりもしたのですが(結局、行けなかったけど)やっと見ることができました。

原作は2回ほど読んでいるので話はよく分かっているつもりでしたが、それでも(それだからこそ?)かなり楽しめました。朝倉の登場や栞の発見、ハルヒの再登場など、要所要所でゾクゾクさせてもらいました。「くるぞ、くるぞ、きたー」って感じでしょうか(^^;)

アニメとしての演出は、TVシリーズと比べてかなりゆっくりめでしたね。これなら2時間半という長い作品になったのもうなずけます。でも時間をケチらず、じっくり描いてくれていて好印象です。特に序盤はBGMも少なめで非常に静かな作品でしたね。キョンは大騒ぎもしていたけど、やはりハルヒがいないと全体としては静かなんですね(笑)

1つ気になったのは、キョンの心情です。原作ではあの改変された世界に対して、キョンはもう少し未練を感じていたように思うのですが、この映画ではあっさりとEnterキーを押したように見えました。葛藤しているかのようなシーンもなくはなかったけど、あの世界の長門への想いがもう少し具体的に描かれていると嬉しかったです。

逆に、原作にはないアイデアをちょっとだけ加えたラストシーンは良かったですね。エンドテロップ後の図書館での1コマも含めて、長門ファンの私は大満足です。見終わってすぐですが、もういちど見たくなりました。